ジュエル通信
Vol.15
マミ姉からの教え
From スタッフO
キングレコードのスタッフOです。早いもので、今回で僕のジュエル通信は最終回です。長いようで短いような、ジュエルプロジェクト。本格的な始動はマミ姉のジュエル通信やインタビューにもあるとおり、2023年の春でした。でも、僕の中での構想は・・・元ディレクターのAと東海ラジオ60周年生放送に行きたいですねと話した記憶もあるので、5年以上は考えていたのかもしれません。
僕の最後のジュエル通信は“マミ姉からの教え”についてです。
こちら(https://cnt.kingrecords.co.jp/mami_jewel_project/jewel_news/jewel_03.php)でも書かせて頂いたとおり、僕はマミ姉のラジオのリスナーでした。ジュエルプロジェクトではラジオで聴いて憧れていたハガキ職人の方々のお名前と再会できて、みなさまお元気そうで嬉しかったです。そんなリスナーでありスタッフでもある僕の目を通したマミ姉からの教えを最後に書かせて頂きます。
夢+努力=現実
ジュエルプロジェクトにとって、
夢はファイナルベスト「JEWEL」を軸にしたみんなの笑顔
現実は、みなさんのおかげで大好評でした。
そして努力とは。
アルバム「JEWEL」を作るにあたって、マミ姉の努力はすさまじいものでした。普通はアルバム制作の大部分を僕達レコード会社のスタッフが組み立てます。アルバムタイトル案やブックレットのデザイン、収録楽曲、曲順、新曲のコンセプトから宣伝プラン、購入特典などを僕達が作ってから、アーティストに確認するのが一般的なアルバム制作です。
ただ、マミ姉の場合は違いました。最初にA4の企画書を見せた後「CDは何枚組ですか?」「どんなデザインまで作れますか?」「発売までにどれくらい時間がありますか?」いくつかの質問を重ねては「考えてみますね」と。
そして数日たってマミ姉からのメールには、今みなさんのお手元にある「JEWEL」ほぼそのものの原案が出来上がっていました。初報でジュエルプロジェクトと発表していたくらいです。アルバムタイトルと新曲タイトルもほぼその時点で固まっていました。普通のプロデューサーでも、何人ものチームメンバーと協力して1か月は通常かかるような膨大な作業量です。体調が優れない中、それを一人で全部考えたんだ・・・と初めてのマミ姉とのお仕事にびっくりしました。
それからは、みなさんから頂いたリクエストメッセージやラジオ出演、雑誌やwebのインタビューなど。その全てに目を通して、選曲や曲順、ラジオの構成まで考えて台本も作成して(これも普通は構成作家さんやディレクターさんというプロが何日もかけて準備することです)、そして本番に臨む。本番の収録はまさに世界一のトークジョッキーです。収録は1度も止まることはなく、タイムキープやBGMが入る瞬間まで。普通はディレクターさんの合図で進めるところを、マミ姉は話しながら逆キューというパーソナリティーからディレクターへの合図で番組をどんどん進めていきます。僕もそれなりに長い間この世界にいますが、こんなすごい方は見たことがありませんでした。
スタッフAはマミ姉のやる気スイッチを押すことが自分の役割(https://cnt.kingrecords.co.jp/mami_jewel_project/jewel_news/jewel_06.php)と書いていましたが、マミ姉は1度スイッチが入ると止まりません。「JEWEL」発売まで数カ月にわたって企画をブラッシュアップし続けるのですが、どんな質問や提案にもその日の夜にはしっかりと受け止めて考えてから説得力のある言葉で返してくれる。見えないところで果てしない努力をしているのに、僕達との打ち合わせでは疲れた様子は全く見せずラジオと全く変わらないほんわかとして優しくてかわいくてどこかずれている愛らしいマミ姉。
夢+努力=現実
夢と現実は明確ですが、努力したかどうかを決めるのは結局自分なんですよね。
努力という言葉の重みを今回のプロジェクトを通してマミ姉の背中から学びました。
僕はスタッフ、そしてリスナーとしてマミ姉の教えを後世に伝えていこうと思います。
夢の方程式と言えば。
僕達にはもうひとつ、夢がありますよね?
ジュエルプロジェクトが始まってからずっとみなさんが諦めずに続けてくれた努力と、マミ姉を応援し続けてくださっている頼もしい方々のおかげで、ひとつの夢が現実になります。
まもなく発表できますので楽しみにお待ちください!
スタッフO