ドッケン/グレイテスト・ヒッツ

2010-05-20 Posted by:

4月21日に発売されたドッケン「グレイテスト・ヒッツ」。

皆さんもうチェックしていただけたでしょうか?

現メンバーによる過去のヒット曲のリレコーディング楽曲が10曲、新曲が2曲、カバー曲が2曲の

計14曲を収録しています。

気になるトラック・リストはこんな感じ。

1. Just Got Lucky

2. Breaking The Chains

3. Into The Fire

4. The Hunter

5. In My Dreams

6. It’s Not Love

7. Alone Again

8. Dream Warrior

9. Unchain The Night

10. Tooth And Nail

11. Almost Over(新曲)

12. Magic Man(新曲)

13. Bus Stop(カバー)

14. Lies(カバー)

M-1からもしかしてオリジナル?って思うほどの再現度の高さです。

いい意味でジョン・レヴィンがジョージになりきっています。

ジョージ独特のタイム感によるハンマリングやプリングを多用したトリルっぽいフレーズや

ヴィブラートのニュアンスもかなり本人に肉薄しています。

さらにはプレイだけでなくサウンドも劇似です。

もちろん意識して似せてるとは思うんだけど、ジョージにすごく影響を受けてるんでしょうね。

過去の楽曲についてはジョージ・リスペクトの姿勢で忠実な再現を心がけるジョンだけど

新曲ではオリジナリティ溢れるフラッシーなリックを連発しています。

日本ではまだ知名度は高くないけど、絶対にチェックしておいたほうがいいですよ!

もうひとつ特筆すべきはバリー・スパークスのベース。

ホアン・クルーシェにはない安定感(笑)と図太いサンドでボトムエンドをしっかり支えています。

ミック・ブラウンも以前よりタイトになったような気がしますね。

そして御大ドン・ドッケンのヴォーカルについて。

いろんな方面で話題を巻き起こしているようですが(笑)

ピッチなんかいくらでもレコーディング技術で補正できる現代に

あえて素の自分をさらけ出すドンは最高にカッコいいと僕なんかは思うんですけどね。

高音が出なくなって歌メロをフェイクしたりするのはイアン・ギランやロバート・プラントだって

してましたからね。

とにかく全てを達観したかのようなドンのヴォーカルは素敵すぎます。

このアルバムは過去のドッケンのアルバムを持ってる人にとっても

聴きどころ満載の作品だと断言できる内容ですし、

新曲の出来も最高で、次作への期待感が増すばかりです。

前作「ライトニング・ストライクス・アゲイン」も合わせてドッケンをヨロシクです!



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