DISC INFORMATION
- シェーンベルク:浄められた夜、ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第14番(弦楽合奏版)
-
ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ ミヒャエル・エルクスレーベン(コンサートマスター)
b-sharp
DSD(DSF)|2.8MHz/1bit flac 192kHz/24bit
2020/02/28
- DESCRIPTION
1.アルノルト・シェーンベルク:浄められた夜 作品4(弦楽合奏版) I.Sehr langsam
2.アルノルト・シェーンベルク:浄められた夜 作品4(弦楽合奏版) II.Etwas bewegter
3.アルノルト・シェーンベルク:浄められた夜 作品4(弦楽合奏版) III.Schwer betont
4.アルノルト・シェーンベルク:浄められた夜 作品4(弦楽合奏版) IV.Sehr breit und langsam
5.アルノルト・シェーンベルク:浄められた夜 作品4(弦楽合奏版) V.Sehr ruhig
6.ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第14番嬰ハ短調 作品131(弦楽合奏版)第1楽章:Adagio ma non troppo e molto espressivo
7.ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第14番嬰ハ短調 作品131(弦楽合奏版)第2楽章:Allegro molto vivace
8.ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第14番嬰ハ短調 作品131(弦楽合奏版)第3楽章:Allegro moderato - Adagio
9.ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第14番嬰ハ短調 作品131(弦楽合奏版)第4楽章:Andante ma non troppo e molto cantabile
10.ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第14番嬰ハ短調 作品131(弦楽合奏版)第5楽章:Presto
11.ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第14番嬰ハ短調 作品131(弦楽合奏版)第6楽章:Adagio quasi un poco andante
12.ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第14番嬰ハ短調 作品131(弦楽合奏版)第7楽章:Allegro
シェーンベルク:浄められた夜 作品4
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第14番嬰ハ短調 作品131(弦楽合奏版/ミトロプーロス編)
ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ
ミヒャエル・エルクスレーベン(コンサートマスター)
録音:2015年11月5日、ベルリン・コンツェルトハウス
レコーディング・プロデューサー:フィリップ・ネーデル
レコーディング・エンジニア:マルティン・キストナー
★2015年11月に、ベルリン・コンツェルトハウスでライヴ録音されたベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラによるシェーンベルクとベートーヴェンのアルバム。
ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラの母体であるベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団は、ベルリンのコンツェルトハウを本拠地に1952年設立された名門オーケストラ。2008年にヴァイオリンの日下紗矢子が日本人初の第1コンサートマスターに就任、翌2009年に日下紗矢子とミヒャエル・エルクスレーベンの二人をリーダーとしてベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラが結成されました本録音は、ミヒャエル・エルクスレーベンがコンサートマスターを務めています。
本ライヴの演目を決定する際まずシェーンベルクの≪浄められた夜≫が候補にあげられました。シェーンベルクはドイツの詩人リヒェルト・デーメルの詩に魅了され、デーメルの詩に基づく作品をいくつか作曲しています。この≪浄められた夜≫もそのひとつ。そしてカップリングには、≪浄められた夜≫が単一楽章であることから、同じように全7楽章が休みなく連続して演奏されるベートーヴェンの弦楽四重奏曲第14番が選ばれています。エルクスレーベンは、演奏家の使命として完璧な演奏を目指すのではなく、作曲家の元の意図に近づけ「ルーツに戻る」ということに重きをおいたといいます。そしてライヴでは、作品のメッセージを深く掘り下げ、聴衆に作品の醍醐味を伝えることを目標に挑んでいると。しかし、かつての師クルト・ザンデルリングは、厳しいリハーサルの後必ずこう言っていたといいます。「今夜の我々の運命は神に任せるしかない」と。演奏家としての使命と神からの幸運を手にした充実の録音といえるでしょう。
ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ
Konzerthaus Kammerorchester Berlin
『ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ』の母体であるベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団/Konzerthausorchester Berlin(旧称ベルリン交響楽団/Berliner Sinfonie-Orchester)は、楽都ベルリンのコンツェルトハウス(旧シャウシュピールハウス)を本拠地に1952年設立の旧東ドイツを代表する伝統ある名門オーケストラ。1960~1977年の間は名匠クルト・ザンデルリンクが首席指揮者を務めた。近年では2017年春にエリアフ・インバル指揮で来日。2008年にヴァイオリンの日下紗矢子が日本人初の第1コンサートマスターに就任、短期間のうちに団員の厚い信頼と支持を得て、翌2009年に日下紗矢子をリーダーとして『ベルリン・コンツェルトハウス室内オーケストラ』が結成された。ベルリンでの旗揚げ公演は大成功を収め、以降も常に意欲的なプログラムを取り上げながら着実にその評価を高め、チェロの巨匠ミッシャ・マイスキーとの共演、ヴァイオリン奏者ダニエル・ホープとのドイツ・グラモフォンでのCD録音(2013年独エコー賞受賞)など急速に活動の場を広げている。現在本拠地コンツェルトハウスで年3~4回の定期演奏会を行うほか国内外への招聘も相次いでおり、2012年からはベルリンのb-sharpよりCDが続々リリースされている(2015年「バルトーク&ピアソラ集」は『レコード芸術誌《特選盤》』に選出)。2013年初来日、精緻かつ躍動感あふれるアンサンブルと美しい響きで絶賛を博した。2015年の来日公演ではNHKが収録し、BS「クラシック倶楽部」、FM「ベスト オブ クラシック」、Eテレ「クラシック・ハイライト2015」、同「クラシック音楽館」等でオンエアされた。2017年9月、3度目の日本ツアーで全国6公演を行い成功を収めた。結成10周年となる2019年12月には2年ぶり4度目となる日本ツアーを行う。