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DISC INFORMATION

ヨハン・セバスティアン・バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全6曲)
ヨハン・セバスティアン・バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ(全6曲)

ユリア・フィッシャー

PENTATONE

DSD(DSF)|2.8MHz/1bit  flac 96kHz/24bit

2020/08/28

DESCRIPTION

教会に響き渡る極上の調べ。
ユリア・フィッシャーのバッハ無伴奏


1.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001 Ⅰ:アダージョ.
2.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001 Ⅱ:フーガ、アレグロ
3.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001 Ⅲ:シチリアーノ
4.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001 Ⅳ:プレスト.
5.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002 Ⅰ:アルマン
6.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002 Ⅱ:ドゥーブル
7.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002 III:クーラント
8.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002 Ⅳ:ドゥーブル
9.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002 Ⅴ:サラバンド
10.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002 Ⅵ:ドゥーブル
11.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002 Ⅶ:テンポ・ディ・ボレア
12.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番 ロ短調 BWV1002 Ⅷ:ドゥーブル
13.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV1003 Ⅰ:グラーヴェ
14.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV1003 Ⅱ:フーガ
15.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV1003 Ⅲ:アンダンテ
16.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ短調 BWV1003 Ⅳ:アレグロ
17.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004 Ⅰ:アルマンド
18.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004 Ⅱ:クーラント
19.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004 Ⅲ:サラバンド
20.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004 Ⅳ:ジーグ
21.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004 Ⅴ:シャコンヌ
22.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005 Ⅰ:アダージョ
23.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005 Ⅱ:フーガ
24.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005 Ⅲ:ラルゴ
25.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005 Ⅳ:アレグロ・アッサイ
26.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006 Ⅰ:プレリュード
27.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006 Ⅱ:ルール
28.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006 Ⅲ:ロンドーによるガヴォット
29.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006 Ⅳ:メヌエットⅠ-II
30.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006 Ⅴ:ブーレ
31.ヨハン・セバスチャン・バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006 Ⅵ:ジーグ


ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン;1750年製グァダニーニ)
セッション録音:2004年12月/ドープスヘヅィンデ教会(アムステルダム)
プロデューサー:ヨブ・マールセ
バランス・エンジニア:ジャン=マリー・ヘイセン
エディティング:エルド・グルート、セバスチャン・ステイン


★ユリア・フィッシャーの名盤、バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全集。ユリア・フィッシャーはミュンヘン生まれ。3歳でヴァイオリンを、その後ピアノも習いはじめ、すぐにその才能を開花させ、ヴァイオリン、ピアノそれぞれで国際的なコンクールに複数回優勝しています。10代の頃から商業録音の依頼を一切断り続けていたフィッシャーはヤコフ・クライツベルクとの出会いにより21歳のときにハチャトゥリアン、プロコフィエフ、グラズノフのヴァイオリン協奏曲でPENTATONEレーベルからセンセーショナルなデビューを果たしました。

★バッハの無伴奏はデビュー・ディスクと同年、2004年12月、オランダのドープスヘヅィンデ教会におけるセッションです。当録音のバランス・エンジニアをつとめたジャン=マリー・ヘイセン氏が最も記憶に残る録音にもあげている、まさに伝説的な録音はフィッシャーの驚異的な集中力で全集を完成させました。全ての音色が瑞々しく説得力に満ちた演奏は当時21歳にして既に自己のスタイルが確立されていることを証明しております。また、当時使用していた名器グァダニーニのふくよかな音色にも注目です。


ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン)
 1983 年6 月15 日、スロヴァキア出身のピアニストの母と、旧東ドイツ出身の数学者の父のもと、ドイツ、ミュンヒェンに生まれた。
4 歳を前にしてヴァイオリンをヘルゲ・テーレンに習い始める。その数か月後に母からピアノを学び始めるが、すぐに弟もピアノを始めたため、家族が別の楽器をやることを望んだ母の意向でヴァイオリンをメインとした。その後、アウクスブルクのL. モーツァルト音楽院でリディア・ドゥブロフスカヤに学ぶ。9 歳でミュンヒェン音楽大学に入学、アナ・チュマチェンコ門下となる。
 1995 年、11 歳の時に受けたメニューヒン国際ヴァイオリン・コンクール(ジュニア部門)で第1 位、およびバッハの独奏作品の演奏に対する特別賞を受賞。これがソリストとしてのキャリアの幕開けとなった。翌96 年にも、リスボンで開催された第8 回青少年器楽奏者ユーロヴィジョン・コンクールで第1 位。これらをはじめ、計8 つのコンクールで優勝を果たしている(その内、5 つはヴァイオリン、残りの3 つはピアノ)。
 毎シーズン各地のアーティスト・イン・レジデンスを務め、2016・17 シーズンにはルガーノ・ムジカとミュンヒェンムジークを兼務した。 録音も順調に進められており、2004 年にペンタトーン・レーベルからCD デビューして以降、最新のシューベルト作品集までこれまでに同レーベルから10 枚以上をリリースしている。それらは数多くの賞に輝いており、デビュー盤となった『ロシア・ヴァイオリン協奏曲集』では、05 年のECHO 賞、当ディスクである『バッハ:無伴奏ソナタとパルティータ』ではディアパゾン・ドールやル・モンド・ド・ラ・ミュジクCHOC賞の他、『BBC ミュージック・マガジン』誌から2006 年の“ 年間最優秀新人賞” も与えられた。07 年の『チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏
曲』はECHO 賞の“ 年間最優秀器楽奏者賞”を受賞。最近ではメンケマイヤーたちと共演した『友人たちとのモーツァルト(Mozart withfriends)』アルバムでECHO クラシック2017 年賞も受けている。その他、08 年に契約したデッカからは、これまでにアルバム5 枚とDVD1 枚をリリースした。
 初来日は2002 年9 月。佐渡裕/京都市響と共演し、チャイコフスキーの協奏曲を演奏。次いで03 年4 月、マゼール/バイエルン放送響と来日し、ブラームスの協奏曲を披露した。04年4 月には初リサイタルを開催。さらに現田茂雄指揮大阪センチュリー響と共演している。2016 年10 月には久し振りの再来日を果たし、リサイタルを開催した。
 2006 年7 月12 日にはフランクフルト音楽演劇アカデミーで、ドイツで最年少記録となる23歳で教授に就任。その後、11 年に師チュマチェンコの後任としてミュンヒェン音楽大学の教授に転任した。
 使用楽器は以前は日本音楽財団から貸与された1716 年製のストラディヴァリウス“Booth”を使用していたが、2004 年5 月以降は1742年製のイタリアのジョヴァンニ・バッティスタ・グァダニーニに変え、12 年からはフィリップ・アウグスティン(2011 年製)も併用している。 なお2011 年には、アレクサンドル・シトコヴェツキー(ヴァイオリン)、ニルス・メンケマイヤー(ヴィオラ)、トーンハレ管の副首席奏者ベンヤミン・ニフェネッゲル(チェロ)をメンバーとするユリア・フィッシャー四重奏団を結成した。

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