DISC INFORMATION
- コダーイ、バルトーク:管弦楽のための協奏曲
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ヤクブ・フルシャ(指揮)、ベルリン放送交響楽団
PENTATONE
DSD(DSF)|2.8MHz/1bit
2018/06/27
- DESCRIPTION
コダーイとバルトークの傑作、管弦楽のための協奏曲をフルシャ&ベルリン放響が録音!
1.コダーイ(1882-1967):管弦楽のための協奏曲(16’25”)
2.-6.バルトーク(1881-1945):管弦楽のための協奏曲
(ⅰ.10’28” +ⅱ.6’44” +ⅲ.7’36” +ⅳ.4’20” +ⅴ.9’52”=39’00”)
ヤクブ・フルシャ(指揮)、ベルリン放送交響楽団
セッション録音:2017年6月15-17日/ハウス・デス・ルンドフンクス、RBB(ベルリン)
★人気・実力を兼ね備えた俊英指揮者のヤクブ・フルシャ。PENTATONEレーベルからリリースが続いておりますが、2017年6月の録音ではベルリン放送交響楽団との共演で、コダーイとバルトークの管弦楽のための協奏曲を収録しました。
★フルシャは1981年チェコに生まれ。プラハ芸術アカデミーにて故ビエロフラーヴェクに学び、2004年の卒業以来、チェコの主なオーケストラでのデビューを皮きりにライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ロッテルダム・フィル、バーミンガム市響、クリーヴランド管などに客演。プラハ・フィルハーモニア音楽監督兼首席指揮者、東京都交響楽団のプリンシパル・ゲスト・コンダクターとなり現在はバンベルク交響楽団の首席指揮者としても注目され、2018年6月、同団との来日公演への期待も高まっております。
★コダーイの管弦楽のための協奏曲はシカゴ交響楽団創立50周年記念委嘱作品。コダーイの管弦楽作曲家としての優れた資質と才能を最もよく示す傑作と讃えられています。コダーイはバルトークと同じく、ハンガリーなどの民族音楽を素材として独自の音楽語法を確立しましたが、当作品では民族音楽の要素とバロック時代の管弦楽法や形式との融和が試みられた魅力的な作品です。
★一方、バルトークの管弦楽のための協奏曲はクーセヴィツキー夫人の追悼、およびクーセヴィツキー生誕70周年とボストン交響楽団指揮者就任20周年記念のために1943年に作曲されました。バルトークの作品の中でも最も色彩的に派手で理屈抜きに面白いものと言えます。若きフルシャがこれらの傑作を見事に演奏しております。
ヤクブ・フルシャ
1981年チェコに生まれる。現在、東京都交響楽団首席客演指揮者、バンベルク交響楽団首席指揮者、フィルハーモニア管弦楽団首席客演指揮者、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団常任客演指揮者。これまでにチェコ・フィルのアソシエート・コンダクター(2002~5)、フランス放送フィルハーモニー管のヤング・アソシエート・コンダクター(2005~6)、ボフスラフ・マルティヌー・フィルハーモニー管の音楽監督(2005~8)、プラハ・フィルハーモニア管の客演指揮者(2005~8)、グラインドボーン・オン・ツアーの音楽監督(2010~12)、プラハ・フィルハーモニア管弦楽団の音楽監督兼首席指揮者(2009~15)を歴任。
指揮をプラハ芸術アカデミーでビエロフラーヴェクに学び、2004年の卒業以来、チェコの主なオーケストラ、国民劇場に度々招かれ、自国での揺るぎない評価を確立。同時に世界各地のオーケストラにも客演。ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、シュトゥットガルト放送響、ケルン放送響、フランス放送フィル、クリーヴランド管、シドニー響など、度々共演を重ねている。
最近の主な活動として、フィルハーモニア管と取り組んだ「ボヘミアの伝説」、「ロシア5人衆」といった一連の演奏会シリーズ、シカゴ響、ニューヨーク・フィル、ロサンゼルス・フィル、ウイーン放送響、ロシア・ナショナル管、ボルティモア響、オランダ放送フィル、フィラデルフィア管、ウイーン響、RAI国立響、ミラノ・スカラフィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ベルリン・ドイツ響、フィンランド国立歌劇場「イェヌーファ」、パリオペラ座「ルサルカ」、ウイーン国立歌劇場「マクロプーロス事件」へのデビューなど、注目の公演が目白押しで、将来を嘱望される若手指揮者として急速に世界各地でその評価を高めている。
2011年のグラモフォン誌においては、巨匠となる可能性の高い10人の若手指揮者のひとりとして名前が挙げられた。
2010年、プラハ・フィルハーモニア管とともにプラハの春国際音楽祭65周年記念となるオープニング公演に史上最も若い指揮者として招かれ、スメタナの「我が祖国」を演奏して、国際的な注目と評価を集めた。
2012年と2015年には、同団との日本ツアーを実現している。
国際マルティヌー協会会長。