DISC INFORMATION
- チャイコフスキー:マンフレッド交響曲
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ミハイル・プレトニョフ(指揮) ロシア・ナショナル管弦楽団
DSD(DSF)|2.8MHz/1bit
2018/07/27
- DESCRIPTION
1.チャイコフスキー:マンフレッド交響曲 作品58 第1楽章:Lento lugubre - Moderato con moto - Andante
ドイツ・グラモフォンの全集から15年。ペンタトーンを新たな舞台として2011年にスタートしたミハイル・プレトニョフ&ロシア・ナショナル管弦楽団(RNO)の新チャイコフスキー・チクルス。本録音は、チャイコフスキー円熟期のユニークな標題音楽である『マンフレッド交響曲』。かつては不人気だったこの作品も、現在ではチャイコフスキーらしさ満載の魅力作として広く受け入れられており、特にオケ好きの評価は高いものがあります。
2.チャイコフスキー:マンフレッド交響曲 作品58 第2楽章:Vivace con spirito
3.チャイコフスキー:マンフレッド交響曲 作品58 第3楽章:Andante con moto
4.チャイコフスキー:マンフレッド交響曲 作品58 第4楽章:Allegro con fuoco
物議を醸したベートーヴェン全集の場合とは大きく異なり、チャイコフスキーの音楽では、真正面から音楽に向かい合った堂々たる円熟の演奏を展開してきたプレトニョフ&ロシア・ナショナル管弦楽団。
1990年の創設からすでに20年以上。同コンビによる新全集は、旧ソ連の崩壊やロシアのオーケストラの乱立など、多くの混乱を乗り越えてきた彼らの実績を代表する力作として、高度な水準を維持しながら着々と進行しています。
【収録情報】
チャイコフスキー:マンフレッド交響曲 Op.58
ロシア・ナショナル管弦楽団
ミハイル・プレトニョフ(指揮)
録音時期:2013年4月DDD
録音場所:スタジオ5、モスクワ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
ミハイル・プレトニョフ
その幅広い活動により、一言では説明できない多才な芸術家。ピアニストとして世界の頂点を極め、指揮者や作曲家としても魔法のような驚くべき才能で、世界中の聴衆を魅了している。1990年ロシア・ナショナル管弦楽団(RNO)を設立。 創設者・芸術監督として世界有数のオーケストラに育て上げる。2015年4月より東京フィルハーモニー交響楽団特別客演指揮者に就任。
1957年ロシアのアルハンゲリスク生まれ。13歳で中央音楽院、1974年モスクワ音楽院に入学。ヤコフ・フリエール、レフ・ヴラセンコに師事。1978年、わずか21歳でチャイコフスキー国際コンクールのゴールド・メダル及び第1位を獲得。国際的な脚光を浴び、1988年には当時の大統領ゴルバチョフに招かれ、ワシントンのサミットで演奏した。
驚くべき技巧、深い知性に裏づけられた演奏、完璧にコントロールされた美しい音色で、カリスマ的人気を誇る現代最高のピアニストの一人として活躍。しかし、2006年、突然ピアニスト活動を停止し、世界を驚かせた。SHIGERU KAWAIピアノとの出会いにより、2013年よりピアニストとしての活動を再開。以前にも増してすばらしい演奏が話題となっている。
ソリストとしてこれまでに、ハイティンク、シャイー、ジュリーニ、ザンデルリンク、ケント・ナガノ、ゲルギエフ、ネーメ・ヤルヴィ、ドホナーニ、ブロムシュテット、マゼール、ティーレマン、ガッティ、スラットキン、アシュケナージ他の指揮のもと、クリーブランド管、サンフランシスコ響、バイエルン放送響、チェコ・フィル、フィルハーモニア管、イスラエル・フィル、サンタ・チェチーリア管等と共演。アバド指揮/ベルリン・フィルと共演した1997年のジルヴェスター・コンサート及び2000年のヨーロッパ・コンサートは、世界中にTV・ラジオ放送されている。
数多くのCDが発売され、スカルラッティの鍵盤ソナタ(ヴァージン・クラシックス)は、1996年グラモフォン賞を受賞。BBCミュージック・マガジンは、“最高のピアノ演奏”と評した。ドイツ・グラモフォンから発売されたショパンのリサイタルCDについて、著名な評論家ヨアヒム・カイザーは「今年の1枚」であると書いている。また、CD「ラフマニノフへのオマージュ」は、ルツェルン近郊のラフマニノフの家で作曲家自身が愛用したスタインウェイで録音されたが、この模様は「セルゲイ・ラフマニノフ─メモリーズ」(NVCアーツ)というドキュメンタリーに収録されている。他にも、ベートーヴェンのピアノ協奏曲全5曲(ドイツ・グラモフォン)、C.P.E.バッハの鍵盤ソナタ、グリーグ、リストの録音等がある。
作曲家としても数々の作品を発表し、スティーヴン・イッサーリスのために作曲したチェロ・ソナタではピアノで共演も行っている。
1995年エリツィン元大統領および2002年プーチン大統領によってロシア共和国第一等国家賞を授与されている。