DISC INFORMATION
- アメリカの魂~コープランド、アンタイル、ピストン
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カルロス・カルマー(指揮) オレゴン交響楽団
flac 96kHz/24bit DSF 2.8MHz/1bit
2018/08/17
- DESCRIPTION
1.アメリカの魂 ウォルター・ピストン:組曲 「不思議な笛吹き」
カルマー&オレゴン響の第3弾は“アメリカの魂”
2.アメリカの魂 ジャズ・シンフォニー
3.交響曲第3番 第1楽章:Molto Moderato、 with simple expression
4.交響曲第3番 第2楽章:Allegro molto
5.交響曲第3番 第3楽章:Andantino quasi allegretto
6.交響曲第3番 第4楽章:Molto deliberato (Fanfare)-Allegro risoluto
ピストン、アンタイル、コープランド作品集
「アメリカの魂」と題されたこのディスクは、カルロス・カルマー指揮、オレゴン交響楽団による演奏で、20世紀を代表するアメリカ人作曲家、ピストン、アンタイル、コープランドの作品が収録されております。1958年ウルグアイ生まれのカルマーは故ジェームズ・デプリースト(1936-2013)の後任として2003年よりオレゴン交響楽団の音楽監督を務めており、意欲的なレパートリーで当団を成長させてきました。Pentatoneレーベルからはこれまでに「戦争の時代の音楽(ヴォーン・ウィリアムズ、ブリテン、アイヴス、アダムズ)」(PTC 5186393)、「イギリス作品集(エルガー、ヴォーン・ウィリアムズ、ブリテン)」(PTC 5186471)をリリース、当アルバムが第3弾となります。
ハーバード大学で音楽を学び、パリでブーランジェやデュカスに師事したピストンによるバレエ音楽「不思議な笛吹き」は、ハンス・ウィーナー・バレエ団のために作曲された作品でピストンの代表作のひとつです。
アンタイルは当初は欧米でピアニストとして成功していましたが、ストラヴィンスキーに強く影響された前衛音楽作曲者として頭角を現しました。以後、未来派的手法を用いて、多くの実験的作品を残しました。1923年に着手し改作を重ね1927年にニューヨークで初演されたジャズ・シンフォニーは名前のごとくジャズの手法を用いた交響曲で、22の楽器の室内オーケストラとピアノ、木琴が登場する華やかな単一楽章の作品です。
20世紀を代表するアメリカの作曲家コープランドが作曲した自身最後の交響曲となった第3番は1944年に着手46年に完成し、初演は同年ボストンで指揮者セルゲイ・クーセヴィツキー夫人の追悼のために作曲されました。コープランドが繰り広げた「音楽版アメリカニズム」の作曲様式をもり込んだ作品です。
(収録曲情報)
「アメリカの魂」
・ピストン(1894-1976):不思議な笛吹き [ 序奏/行商人たちの登場/お客さんたちの登場/商人の娘たちのタンゴ/サーカスの到着/サーカスの行進曲/笛吹きのソロ/メヌエット/スパニッシュ・ワルツ/シチリアーナ/ポルカ/フィナーレ ](1938)
・アンタイル(1900-1959):ジャズ・シンフォニー(1923-25)
・コープランド(1900-1990):交響曲第3番(1944-46)
カルロス・カルマー(指揮)、オレゴン交響楽団
ライヴ録音:2013年4月、2014年1月/アーリン・シュニツァー・コンサート・ホール(オレ