High Resolution audio catalogue

DISC INFORMATION

バロック・オペラ~プロローグ集
バロック・オペラ~プロローグ集

フランチェスカ・アスプロモンテ(ソプラノ)、エンリコ・オノフリ(指揮)、イル・ポモ・ドーロ

flac 96kHz/24bit

2018/07/20

DESCRIPTION

1.クラウディオ・モンテヴェルディ:「オルフェオ」よりトッカータとプロローグ『愛するペルメッソ川のほとりから』
2.ジュリオ・カッチーニ:「エウリディーチェ」よりプロローグ『深い溜息と涙をむさぼる私が』
3.フランチェスコ・カヴァッリ:「ディド」よりシンフォニアとプロローグ『トロイアは滅びた』
4.フランチェスコ・カヴァッリ:「エリトリア」よりプロローグ『アリマスペの洞窟』
5.ステファノ・ランディ:「聖アレッシオ」よりシンフォニアとプロローグ『私はローマ』
6.ルイージ・ロッシ:「魔法をかけられた宮殿 または恋人の戦士」よりプロローグ『きれいな川』
7.フランチェスコ・カヴァッリ:「オルミンド」よりシンフォニアとプロローグ  『私はオリンピアの生まれではない』(和声)
8.アントニオ・チェスティ:「黄金のリンゴ」よりシンフォニアとプロローグ  『アモーレとイメネオ』(オーストリアの栄光)
9.アレッサンドロ・ストラデッラ:バスとヴァイオリン2本のためのシンフォニア
10.アントニオ・チェスティ:「アルジア」よりシンフォニアとプロローグ『ゴシックの輝きの』
11.アレッサンドロ・ストラデッラ:「縛られた平和」より縛られた平和が寝て、目覚めて、かく言う『悲しい眼ともに』
12.アレッサンドロ・スカルラッティ:「恋の勘違い、またはロザウラ」よりシンフォニアとプロローグ

鬼才オノフリ指揮!!物語への誘い、バロックオペラのプロローグ集
気鋭ソプラノのアスプロモンテとオノフリ率いるイル・ポモ・ドーロによる、モンテヴェルディからスカルラッティまで!!

(収録曲)
「プロローグ」

①クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643):
 「オルフェオ」よりトッカータとプロローグ『愛するペルメッソ川のほとりから』(音楽)(7’21”)
②ジュリオ・カッチーニ(1551-1618):
 「エウリディーチェ」よりプロローグ『深い溜息と涙をむさぼる私が』(悲劇)(3’59”)
③フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676):
 「ディド」よりシンフォニアとプロローグ『トロイアは滅びた』(イーリス)(4’03”)
④フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676):
 「エリトリア」よりプロローグ『アリマスペの洞窟』(イーリス)(3’29”)
⑤ステファノ・ランディ(1587-1639):
 「聖アレッシオ」よりシンフォニアとプロローグ『私はローマ』(ローマ)(9’54”)
⑥ルイージ・ロッシ(1597-1653):
 「魔法をかけられた宮殿 または恋人の戦士」よりプロローグ『きれいな川』(絵)(3’22”)
⑦フランチェスコ・カヴァッリ(1602-1676):
 「オルミンド」よりシンフォニアとプロローグ
 『私はオリュンピアの生まれではない』(和声)(7’24”)
⑧アントニオ・チェスティ(1623-1669):
 「黄金のリンゴ」よりシンフォニアとプロローグ
 『アモーレとイメネオ』(オーストリアの栄光)(6’12”)
⑨アレッサンドロ・ストラデッラ(1639-1682):
 バスと2台のヴァイオリンのためのシンフォニア(6’42”)
⑩アントニオ・チェスティ(1623-1669):
 「アルジア」よりシンフォニアとプロローグ『ゴシックの輝きの』(キューピッド)(5’03”)
⑪アレッサンドロ・ストラデッラ(1639-1682):
 「縛られた平和」より縛られた平和が寝て、目覚めて、かく言う『悲しい眼ともに』(9’19”)
⑫アレッサンドロ・スカルラッティ(1660-1725):
 「恋の勘違い、またはロザウラ」よりシンフォニアとプロローグ
 『やめなさい、稲妻よ』(ヴィーナス)(7’35”)
(タイトル後の丸カッコ内は登場人物名)

フランチェスカ・アスプロモンテ(ソプラノ)、エンリコ・オノフリ(指揮)、イル・ポモ・ドーロ
録音:2016年12月19日-22日/テアトロ・デッレ・ヴォーチ・ストゥーディオ(トレヴィーゾ)

★バロックオペラお決まりの慣習「プロローグ」。オペラ本編には登場しない神話の中の人物や、ありとあらゆるものが擬人化されたキャラクターが登場し、その後に続くオペラ本編の前置きとなる歌を披露することで観客を物語の世界に導きます。このディスクは、モンテヴェルディからスカルラッティまで、17世紀バロックオペラのプロローグだけを集めたものです。
★当アルバムに収録されたプロローグの登場人物は「ヴィーナス」や「キューピッド」などキャラクターとしてわかりやすいものから「音楽」「悲劇」果ては「ローマ」や「和声」の擬人化まで様々。オペラの1部分でありながらも1つの小さな物語としての独立性を持つプロローグが集められたこのCDは、抜粋集ではなく統一性を持ったミニオペラ集のような趣を持つディスクとなっています。途中ストラデッラの器楽曲を「幕間の間奏曲」のように挟むなど、曲目構成の演出も粋です。
★歌手のフランチェスカ・アスプロモンテは、20代にしてカーネギーホールをはじめとする世界的なホールに立ち、著名な指揮者と共演を重ねる新進気鋭のソプラノ。特にバロック、古典派を強みとし、世界中の聴衆を魅了しています。共演はエンリコ・オノフリが率いるバロック・古典派のスペシャリスト集団「イル・ポモ・ドーロ」です。素晴らしいチームによる「プロローグ」。バロックオペラの世界を新たな角度から楽しめる1枚です。

エンリコ・オノフリ(バロック・ヴァイオリン / 指揮)
14 歳よりヴァイオリンを始める。早くからジョルディ・サヴァールが主宰する楽団のコンサートマスターを務めた。その後すぐに、アーノンクール氏主宰のコンツェントゥス・ムジクス・ウィーンに客演。1987年から2010年までイル・ジャルディーノ・アルモニコのソロ・コンサートマスターとして鮮やかな演奏で同楽団の躍進を担った。
また名盤として名高い《イル・ジャルディーノ・アルモニコのヴィヴァルディの四季》の録音は弱冠26 歳の時のものである。指揮者としてはリヨン国立歌劇場、ルツェルン祝祭弦楽合奏団、バーゼル室内オーケストラ、カメラータ・ベルン、オーケストラ・アンサンブル金沢、チパンゴ・コンソートなどに客演する。2000年には自身のアンサンブル、イマジナリウム・アンサンブルを結成する。
ソリスト、コンサートマスターとしてアーノンクール、レオンハルト、バルトリなど著名な演奏家と共演を重ね、絶大なる信頼を得てきた。今日までにテルデック、デッカ、ナイーヴ、ハルモニア・ムンディなど多数のレーベルからCDが発売され、グラモフォン・アワードやディアパゾン・ドールなど数々の賞を受賞。ジュリアード音楽院でマスタークラスを行うなど後進の指導も行い、イタリア、ベッリーニ音楽院で教鞭をとる。日本でのソロ・リサイタル、並びにチパンゴ・コンソートとの公演はNHK-BSプレミアムやFMで放送され、多くの音楽誌上で年間のベスト・コンサートとして選出されるなど大きな話題となった。

ARTIST