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DISC INFORMATION

ファリャ:スペインの庭の夜、三角帽子、ほか
ファリャ:スペインの庭の夜、三角帽子、ほか

山田和樹(指揮) スイス・ロマンド管弦楽団 児玉麻里(ピアノ)、ほか

flac 96kHz/24bit DSF 2.8MHz/1bit

2018/08/10

DESCRIPTION

1.ファリャ:交響的印象「スペインの庭の夜」 第1曲 ヘネラリーフェ
2.ファリャ:交響的印象「スペインの庭の夜」 第2曲 はるかな踊り
3.ファリャ:交響的印象「スペインの庭の夜」 第3曲 コルドバの山の庭で
4.ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」序曲
5.ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」第1部:昼下がり
6.ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」第1部:粉屋の女房の踊り(ファンダンゴ)
7.ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」第1部:ブドウ
8.ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」第2部:隣人たちの踊り(セギディリア)
9.ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」第2部:粉屋の踊り(ファルーカ)
10.ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」第2部:代官の踊り
11.ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」第2部:終景の踊り(ホタ)
12.ファリャ:歌劇「はかなき人生」より 間奏曲とスペイン舞曲
13.ファリャ:バレエ音楽「恋は魔術師」より火祭の踊り

Pentatoneならではの高音質で聴く山田和樹のファリャ極彩色と強烈なリズムの世界!

ファリャ:
①交響的印象「スペインの庭の夜」
②バレエ音楽「三角帽子」
③歌劇「はかなき人生」~間奏曲とスペイン舞曲
④バレエ音楽「恋は魔術師」~火祭りの踊り

児玉麻里(ピアノ)①、ソフィー・ハームセン(メゾソプラノ)②
山田和樹(指揮)スイス・ロマンド管弦楽団
[録音:2016年7月/ヴィクトリア・ホール(ジュネーヴ)

現在世界でもっとも活躍するふたりの日本人、山田和樹と児玉麻里の豪華共演がPentatoneレーベルで実現しました!
スペインの巨匠ファリャの作品を集めたアルバムで、ピアノとオーケストラのための「スペインの庭の夜」の独奏を児玉麻里が務めています。ピアノのパートは至難な技巧に加え特異な民族的表現が要求されますが、児玉の演奏は見事のひとことに尽きる安定感と雄弁さ。ファリャの音楽の持つ精神的な深みまで垣間見させてくれます。協奏作品ながらオーケストラは大編成で、交響曲のような充実感。山田和樹の統率力が光ります。
さらに嬉しいのがバレエ音楽「三角帽子」全曲版。南アフリカ育ちのメゾソプラノ、ソフィー・ハームセンが情熱の歌唱を聴かせてくれます。名作ながら新録音は珍しく、Pentatoneならではの高音質録音でファリャの華麗なサウンドがあますところなく再現されます。フィルアップの「恋は魔術師」の「火祭りの踊り」、「はかなき人生」の間奏曲とスペイン舞曲も、山田和樹の才気煥発なリズムと色彩の世界にひきこまれます!


山田和樹(指揮)
 1979 年、神奈川県出身。東京藝術大学指揮科で小林研一郎・松尾葉子の両氏に師事。第
51 回ブザンソン国際指揮者コンクール(2009年)で優勝後、ただちにモント ルー=ヴェヴェイ音楽祭にてBBC 交響楽団を指揮してヨーロッパデビュー。同年、ミシェル・プラッソンの代役でパリ管弦楽団を指揮、すぐに再演が決定する。2010 年には、小澤征爾氏の指名代役としてスイス国際音楽アカデミーで、2012 年8 月には、サイトウ・キネン・フェスティヴァル松本で指揮し、絶賛された。同8 月にサントリー芸術財団サマーフェスティヴァルでクセナキス作曲「オレステイア三部作」も指揮。日本国内主要オーケストラに客演、ヨーロッパ各地の主要オーケストラにも破竹の勢いで次々とデビューを果たしている。
 スイス・ロマンド管弦楽団とのCDはペンタトーン・レーベルから、「フランス舞踏音楽集」(2013)、「ドイツ舞踏音楽集」(2014)、「ロシア舞踏音楽集」(2016)、「ルーセル、ドビュッシー、プーランク管弦楽曲集」(2016)「ファリャ:スペインの庭の夜、三角帽子 他」(2017)の5 タイトルが発売されている。初書籍として「オーケストラのとびらをひらく」を出版(アリス館)。2011 年、出光音楽賞受賞。2012 年、渡邊曉雄音楽基金音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、文化庁芸術祭賞音楽部門新人賞受賞。現在、スイス・ロマンド管首席客演指揮者、モンテカルロ・フィルハーモニー管首席客演指揮者、日本フィル正指揮者、横浜シンフォニエッタ音楽監督、仙台フィルミュージック・パートナー、オーケストラ・アンサンブル金沢ミュージック・パートナー。2014 年4 月、東京混声合唱団音楽監督に就任。2016 年9 月よりモンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督兼音楽監督に就任。2018年4月から読売日本交響楽団首席客演指揮者に就任。2018/2019シーズンからバーミンガム市交響楽団の首席客演指揮者に就任することが発表された。ベルリン在住。

スイス・ロマンド管弦楽団
 1918 年、スイスのジュネーヴを本拠地にして名指揮者エルネスト・アンセルメによって設立された。音楽監督だったアンセルメは幅広いレパートリーを取り上げ、録音も積極的に行い、短期間で同管弦楽団の国際的な知名度を上げた。1966 年、アンセルメが勇退後はクレツキ、サヴァリッシュ、シュタイン、ジョルダン、ルイージなどが順次、楽団を率いていたが、マレク・ヤノフスキ(2005 -12)の時代には往時の輝きを取り戻したと言われる。2016 / 17 年シーズンより、ジョナサン・ノットが音楽監督に就任している。


児玉 麻里(ピアノ)
 大阪生まれ。6 歳で渡欧。14 歳の時、最年少、最優秀でパリ国立高等音楽院に入学。ピアノをジェルメーヌ・ムニエ、タチアナ・ニコラエワ、アルフレッド・ブレンデルに、室内楽をジュヌヴィエーヌ・ジョア・デュティユに学ぶ。17 歳でプルミエ・プリを獲得して卒業。同年、同音楽院のマスター・コースに進み、19 歳で終了。この間、数多くのコンクール等で、優勝、上位入賞を果たす。
 同音楽院を終了後すぐに、ロンドン・フィルとバービカン・センターで共演、ロンドン・デビューを果たす。更に同年、クィーン・エリザベス・ホールで、ロンドンでのリサイタル・デビュー。「これほど若くて感受性に富んだピアニストには会えない…」と賞賛された。1995 年にはカーネギー・ホールでニューヨーク・デビューを果たす。また1999 年からロサンジェルスにて、2003 年から東京の浜離宮朝日ホールにて「ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ全曲演奏会」に取り組み、高い評価を得た。現在、ヨーロッパ、アメリカ、日本、アジアで演奏活動を展開する数少ない国際的なピアニストとして名声を確立している。
 これまでに共演した主なオーケストラには、ベルリン・フィル、ロンドン・フィル、フィルハーモニア管、イタリア国立放響、ハンブルク北ドイツ放響、オランダ放送管、リヨン国立歌劇場管、ロサンジェルス・フィル、バークレイ響等。更にアジアでは、N 響、都響、読売日響、日本フィル、大阪フィル、名古屋フィル、シンガポール響等におよぶ。
 共演した主な指揮者は、ケント・ナガノ、シャルル・デュトワ、フランス・ブリュッヘン、ベルンハルト・クレー、レイモンド・レッパードなどの錚々たる顔ぶれが並ぶ。
 また、出演した主な音楽祭には、ザルツブルク、エヴィアン、エクサン・プロヴァンス、ヴェルビエ、ラヴィニア、アスペン、サイトウ・キネンなどがある。CD 録音も活発で、「ベートーヴェン ピアノ・ソナタ全曲」、「ベートーヴェン ピアノ協奏曲全曲」を2013 年に完成させた。その他、プロコフィエフ: ピアノ協奏曲第1 番,第2 番、ショパン: ピアノ協奏曲第2 番などもリリースしている。また妹の児玉桃と録音したチャイコフスキーの3 大バレエの連弾版「チャイコフスキー・ファンタジー」(KKC-5666/PTC-5186576)はレコー
ド芸術特選盤を獲得。


ソフィー・ハームセン(ソプラノ)
 ドイツ人外交官の娘であり、幼いころから世界中を旅していたソフィー・ハームセンは、長じてケープタウン大学で学び、イーディス・ウィーンズ教授に師事した。現在は家族とともにベルリンに住んでいる。
 メゾソプラノはモーツァルトの作品を上演する際、きわめて重要な声域になる。マドリードのテアトロ・レアルで『皇帝ティートの慈悲』が上演されたとき、彼女はアンニオの役に抜擢され、絶賛を博した。さらに彼女は『コジ・ファン・トゥッテ』のドラベッラ役を演じ、ルネ・ヤーコプス指揮フライブルク・バロック管弦楽団とともにヨーロッパとアジアにツアーした。
 彼女はこれまでライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、シュトゥットガルト放送交響楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団などの大編成交響楽団とともに歌ってきた。とくにイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団との共演は彼女の音楽人生において不可欠の部分を占めている。
 ソフィー・ハームセンはフィリップ・アーマン、フリーダー・ベルニウス、アダム・フィッシャー、フィリップ・ヘレヴェッヘ、トーマス・ヘンゲルブロック、マンフレート・ホーネック、マレク・ヤノフスキ、アンドレア・マルコン、ヘルムート・リリング、クリストフ・ルセ、スティーヴン・スローンといった指揮者、ベルリン古楽アカデミー、アニマ・エテルナ、カペラ・アウグスティナ、コレギウム1704、コンチェルト・ケルン、ピグマリオンなどのアンサンブルと共演している。またザルツブルク音楽祭、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、ラインガウ音楽祭、ライプツィヒ・バッハ音楽祭といった音楽祭に定期的に出演している。ソフィー・ハームセンはケープタウン大学で学び、さらにドイツでイーディス・ウィーンズ教授に師事した。

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