DISC INFORMATION
- リヒャルト・シュトラウス:バレエ組曲「泡立ちクリーム」ほか
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ジョナサン・ノット(指揮) スイス・ロマンド管弦楽団
DSD(DSF)|2.8MHz/1bit flac 96kHz/24bit
2018/10/19
- DESCRIPTION
1.リヒャルト・シュトラウス:バレエ組曲「泡立ちクリーム」第1曲:お菓子屋にて
ジョナサン・ノット、PENTATONEレーベル初登場!
2.リヒャルト・シュトラウス:バレエ組曲「泡立ちクリーム」第2曲:紅茶の葉の踊り
3.リヒャルト・シュトラウス:バレエ組曲「泡立ちクリーム」第3曲:コーヒーの踊り~夜想曲
4.リヒャルト・シュトラウス:バレエ組曲「泡立ちクリーム」第4曲:ホイップクリームのワルツ
5.リヒャルト・シュトラウス:バレエ組曲「泡立ちクリーム」第5曲:お姫様の踊り
6.リヒャルト・シュトラウス:バレエ組曲「泡立ちクリーム」第6曲:小さなプラリネたちの踊り~クラッカーボンボンの踊り
7.リヒャルト・シュトラウス:バレエ組曲「泡立ちクリーム」第7曲:メヌエットとパ・ド・ドゥ
8.リヒャルト・シュトラウス:バレエ組曲「泡立ちクリーム」第8曲:全体の舞曲
9.クロード・ドビュッシー:舞踊詩「遊戯」
10.ジェルジュ・リゲティ:「メロディーエン」管弦楽のための
スイス・ロマンド管弦楽団音楽監督就任記念のリリース。
色彩感豊かなR. シュトラウス、ドビュッシー、リゲティ!
① -⑧リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):バレエ組曲『泡立ちクリーム(生クリーム)』 Op.70a(1924)
ⅰ「. お菓子屋にて」(3’31”)
ⅱ「. 紅茶の葉の踊り」(3’53”)
ⅲ「. コーヒーの踊り-夜想曲」(7’22”)
ⅳ「. ホイップクリームのワルツ」(5’44”)
ⅴ「. お姫様の踊り」(6’45”)
ⅵ「. 小さなプラリネたちの踊り-クラッカーボンボンの踊り」(4’09”)
ⅶ「. メヌエッ”とパ・ド・ドゥ」(4’41”)
ⅷ「. 全体の舞曲」(6’07”)
⑨クロード・ドビュッシー(1862-1918):舞踊詩『遊戯』(1912)(17’12”)
⑩ジェルジュ・リゲティ(1923-2006):『メロディーエン』~管弦楽のための(1971)(12’58”)
ジョナサン・ノット(指揮)、スイス・ロマンド管弦楽団
録音:2018年6月/ヴィクトリア・ホール
東京交響楽団の音楽監督を務め日本でも人気の指揮者ジョナサン・ノットがPENTATONEレーベル初登場。2017年1月よりスイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督の就任を記念してR.シュトラウスのバレエ組曲『泡立ちクリーム』、ドビュッシーの舞踊詩『遊戯』、そしてリゲティの『メロディーエン』を収録したアルバムをリリースします!20世紀の音楽をさかんに指揮してきたノットが当アルバムでも本領発揮。最も得意とする作品でスイス・ロマンド管とのさらなる躍進へと突き進みます。
リヒャルト・シュトラウス作曲によるバレエ組曲『泡立ちクリーム』。原作のバレエは台本H. クレーラーの全2幕(全27曲)の構成で1921-22年に作曲、初演は1924年ウィーンで行われました。管弦楽のための組曲版は8曲で構成されています。R.シュトラウスらしく華麗で艶やかな響きが特徴の当組曲には各曲タイトルがついており、有名なホイップクリームのワルツなど、ユーモアに富んだ煌びやかな作品です。
前衛音楽を推進したリゲティ。管弦楽のための『メロディーエン』は1971年に作曲されました。メロディーエンとは、クラスター的な響きの中から旋律の断片が浮かび上がる構図となっており、まるで様々な重ね塗りのパレットを用いたような作品です。ノットは精緻なスコアを慎重に読み込み立体的に演奏しております。
2018年に没後100周年を迎えたドビュッシーの『遊戯』もノットの繊細なタクトが光る圧巻の演奏です。今後のリリースにも期待が高まります。
演奏の素晴らしさに加え、長年同管を録音してきたPENTATONEの技術チームによる録音であることも注目です!
ジョナサン・ノット(指揮)
1962年イギリス生まれ。ケンブリッジ大学で音楽を専攻し、マンチェスターのロイヤル・ノーザン・カレッジでは声楽とフルートを学び、その後ロンドンで指揮を学んだ。ドイツのフランクフルト歌劇場とヴィースバーデン・ヘッセン州立劇場で指揮者としてのキャリアをスタートし、オペラ作品に数多く取り組む。1997年~2002年ルツェルン交響楽団首席指揮者兼ルツェルン劇場音楽監督、2000年~2003年アンサンブル・アンテルコンタンポラン音楽監督(2004年~2006年は客演指揮者)、2000年~2016年ドイツ・バンベルク交響楽団首席指揮者。2014年度シーズンより東京交響楽団第3代音楽監督を務める。2017年1月にスイス・ロマンド管弦楽団の音楽監督に就任。
2010年、バンベルク響とのCD「マーラー交響曲第9番」を世界で権威あるフランスのMidem音楽賞最優秀交響曲・管弦楽作品部門賞受賞へ導き、オーケストラの名を一躍広めた。古典から現代曲まで幅広いレパートリーと抜群のプログラミングセンスを持つノットは、その多岐にわたる活躍が評価され、2009年バイエルン文化賞が贈られたほか、2016年7月にバンベルク大聖堂にて開催された同響とのラストコンサートでは、大司教より功労勲章が授与された。
ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ニューヨーク・フィル、シカゴ響、ロサンゼルス・フィル、フィラデルフィア管、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、バーミンガム市響、チューリヒ・トーンハレ管、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ドレスデン・シュターツカペレ、バイエルン放送響、サンタ・チェチーリア管など世界一流のオーケストラと客演を重ねている。2016年6月にはD.ガッティの代役でウィーン・フィルへ客演し、ヨナス・カウフマンと共演した。
レコーディング活動においてもノットの多彩な才能が生かされており、ベルリン・フィルを指揮したリゲティの作品全集(Teldec)や、アンサンブル・アンテルコンタンポランとのエマヌエル・ヌネス作品集、ラッヘンマン作品集、ジョン・アダムズのDVD、クセナキス、ベリオほかの作品集といった現代作品や、バンベルク響とのマーラー、ブルックナー、シューベルト、ストラヴィンスキーの作品(Tudor)で高い評価を得ている。2016年には東京交響楽団とのブルックナー《交響曲 第8番》のCD(Octavia)をリリース。
教育活動にも熱心で、2014年秋にユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者兼芸術顧問に就任し、マーラー・ユーゲント管とは2015年にツアーを行った。また、カールスルーエとルツェルンの音楽院でも教鞭をとっているほか、G.ドゥダメルを輩出した「マーラー国際指揮者コンクール」も統括した。
スイス・ロマンド管弦楽団
1918 年、スイスのジュネーヴを本拠地にして名指揮者エルネスト・アンセルメによって設立された。音楽監督だったアンセルメは幅広いレパートリーを取り上げ、録音も積極的に行い、短期間で同管弦楽団の国際的な知名度を上げた。1966 年、アンセルメが勇退後はクレツキ、サヴァリッシュ、シュタイン、ジョルダン、ルイージなどが順次、楽団を率いていたが、マレク・ヤノフスキ(2005 -12)の時代には往時の輝きを取り戻したと言われる。2016 / 17 年シーズンより、ジョナサン・ノットが音楽監督に就任している。