本日6/9発売、NoGoD(ノーゴッド)のメジャー・デビュー・シングル『カクセイ』聴いて頂けましたでしょうか?
世間的にはヴィジュアル系バンドに属する彼らですが、何故にメタル・フロンティアの枠で取り上げているのかと問うならば??
メタル愛に満ち溢れたメンバーが織り成すメタル・サウンドが必ずやメタル・フロンティア・レーベルを応援して下さっているアナタにも届くはずだと確信しているからなのです(断言)!
しかも、NoGoDは弊社NEXUSレーベルからのリリースになりますので、アンセム、アースシェイカー、テラ・ローザ、プレゼンス、サブラベルズetc.、、、そして、最近では陰陽座へと脈々と繋がれていくHM/HR魂を間違い無く彼らも継承しているハズなのです(キッパリ)!
NoGoDのメンバー構成は下記の5人
団長、Kyrie(七弦団員)、Shinno(六弦団員)、華凛(五弦団員)、K(太鼓団員)
7弦と6弦のツイン・ギターに5弦ベースという編成ですでに心くすぐられませんか?(笑)
強烈な超速弾き、タッピング、スウィープをなんなくこなし、パンチの効いたフレーズを連発し、7弦のヘヴィ・サウンドでバンドを支えるまさにバンマス的立ち位置のKyrie
鋭くタイトなコード・カッティング、エフェクターを駆使した多彩なバッキング、アイデア溢れるオブリ、メロディックに奏でられるソロとセンスが素晴らしいShinno
フェミニンなヴィジュアルとは真逆の恐ろしい位の高速フレーズやスラップ(チョッパー)を指弾きでバシバシかましつつしっかりと太くタイトにボトムを支える華凛
穏やかなキャラとは違い変拍子からドコドコツーバスまでテクニックとパワーに満ち溢れたタイトなドラミングで屋台骨となっているK
そして、摩訶不思議且つコミカルなヴィジュアル、「お前お笑いか?!」って程面白過ぎるトーク、とはウラハラに表現力豊かなハイトーン・ヴォーカルで聴かせる団長
そんな5人の繰り出すデビュー曲「カクセイ」は、イントロからドリーム・シアターの匂いがプンプン。ヘヴィーなリフに絡むキーボード的サウンドはケヴィン・ムーアみたいな(笑)TAPを織り交ぜたイントロ・フレーズも刺激的!
ヘヴィなAメロに続き、切れ味良いリズムで印象的なBメロ、、、そしてこれはJ-POPかメロディアス・ハードでしょう的な超キャッチーなサビがまた気持ち良いのよね。
中間部のインタールードでのドラミングはマイク・ポートノイみたいな(笑)一瞬挟み込まれるギターによるアルペジオがまたスリリング。そして強烈な超高速ユニゾン・フレーズはまさにジョン・ペトルーシ&ジョン・ミュング!
ギター・ソロはメロディックに駆け上がり歌い上げ、流麗なツイン・ハーモニーを聴かせた後にスウィープの連続技でシメます!これぞメタル的構築美!
M2「ワンダーワールド」は華凛のスラップ・ベースが強烈に駆け巡る超POPなダンサブル・チューン。このサウンドの懐の広さが彼らの魅力でしょう。しかし、この曲でのベース・プレイは危険ですね(笑)ベースマガジンさんも注目してくれることでしょう?!ギターもオブリに超速弾きの下降フレーズとか入っててツボを突きますね。エンディング近くの語りはまるで筋肉少女帯のドルバッキーみたい(って言ってもわかる人は少ないかも・・・)
M3「月のタクト」でアコースティックにしっとりと決めて、、、
通常盤のみ収録のM4、怒涛のスラッシュ・メタル・チューン「敬虔」でシメ!しかし、こりゃあまるでテスタメントだっ!アレックス・スコルニックもビックリのハイパーなシュレッド・ギターは必聴ですよ!
ヴィジュアル・ファンの範疇にとどめておくには惜しすぎるこのバンド。メタルを愛する皆様、騙されたと思って、是非一度聴いてみて下さいませ!驚きますよ、きっと!